檀王法林寺は正式名称を「朝陽山 栴檀王院 無上法林寺」(ちょうようざん せんだんのういん むじょうほうりんじ)といい、その歴史は望西楼了恵(ぼうせいろうりょうえ)上人(1243-1322)の悟真寺(ごしんじ)創建にはじまります。 江戸の中頃より主夜神尊の銘を刻んだ招福猫が作られ、民衆に受け入れられていたことが伝わっております。不思議な神通力のあるこの像は、右手を挙げ、黒色をまとった珍しい様相で、この「右手招き猫」は他が模作することを禁じられるほど、固有の信仰をあつめていたとされておりまして、寺社関連の招き猫としては最古のものとする説があります。
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