相国寺の塔頭である瑞春院は、足利義満公が雪村友梅禅師の法嗣太清宗渭(たいせいそうい)を相国寺に迎請するため、その禅室として雲頂院を創設されました。
その後、雲頂院は兵火で焼失し、瑞春軒と併合。瑞春軒は僧録司の権威、亀泉集證(きせんしゅうしゅう)が1484(文明年間)年に創設するも、300余年後の天明年間に寺宇は焼失。
弘化から嘉永まで(1845年〜1849年)の間に再建され、その後客殿を棄却したが、明治31年(1898年)6月再興完成し、今日の瑞春院にいたる。また瑞春院は、亀泉集證、鈴木松年、水上 勉氏など文人墨客ゆかりの禅院でもある。
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