退蔵院は1404年、波多野出雲守重通によって無因宗因禅師を開山として建立されました。退蔵院は造園家中根金作氏設計の庭園が有名。庭園は昭和38年に着工し、3年の月日を費やして完成しました。余香苑は伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中にも優雅さを含み、京都はもとより全国でも有数の昭和の名園と言えます。構造上目立たぬ苦心が随所に払われており、正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見えることなどが例としてあげられます。
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