林光院は相国寺塔頭で創建は1384年~1428年(応永年間)で、足利義満の第2子である足利義嗣の菩提を弔うために、夢窓国師を勧請開山として創建されました。
林光院庭園には「鴬宿梅」という名梅があります。村上天皇の時代、御所清涼殿の梅が枯れ死したので、代わりの梅を探され、西ノ京・紀貫之の娘の屋敷の梅が名梅なので、勅命により御所に移されることとなりました。しかしその梅には鶯の歌が書かれた短冊が書かれており天皇はその詩情を憐れみ、この梅をもとに返されたといいます。
方丈・庫裏は、現在の滋賀県蒲生郡の大名、仁正寺藩市橋氏の藩邸を、大正7年に移築したものでです。
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