あらゆる願い事が叶うといわる神石の「祈念神石」や、今でも著名な芸能人が参拝に訪れる芸能神社(境内社)など京都でも人気のある神社。車折神社は京都情緒たっぷりの嵐電(京福電車)車折神社駅を下車、すぐ正面にあります。
もともとは平安時代末期の儒学者清原頼業(きよはらよりなり)の菩提を弔うために建てられた廟(1189年)が神社の前身だといわれており、頼業公が桜の木を愛でていたことから、廟の周りにたくさんの桜の木が植えられ「桜の宮」と称されていました。
車折神社と呼ばれるようになったのは鎌倉時代のことで、後嵯峨天皇が牛車で嵐山を訪れた時、神社の前で牛車の轅(ながえ)が折れてしまいました。天皇はご祭神に気付かず前を通った非礼を詫びて、門つ前右側の石を車折石(くるまざきいし)と呼んで、車折大明神の号と正一位を贈られたことが由来と言われています。
約束を違えないことをお守り下さる霊験あらたかな神様としても知られており、本殿入口付近の石鳥居の脇には、厄災消除の清めの社(境内社)があり至れり尽くせりの神社です。
東映や松竹の撮影所が近く、なんでも暴れん坊将軍や水戸黄門などの時代劇のロケ地としても使用されたとのこと。
ご祭神 | 清原頼業公(きよはらよりなり) |
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創建 | 1189年(文治5年) |
住所 | 京都市右京区嵯峨朝日町23 |
TEL | 075-861-0039 |
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