北山杉の里、杉阪地区鎮座する道風神社。平安時代の名書家、小野篁の孫の小野道風(おののみちかぜ)を祀る。道風は花札の絵柄になっている人物としても有名で、中国的な書風から脱皮して和様書道の基礎を築いた人物と評されている。後に、藤原佐理と藤原行成と合わせ「三蹟」と称されている。
かつて道風が当地の産土神「和香社」より湧き出す霊水、和香水(わこうすい)で、境内にあった明王寺に業を修めたことにより、当社氏神として祀られたとされる。また境内には道風が硯の水に用いたとされる積翠池(しゃくすいいけ)や明王堂に不動明王が祀られている。
ご祭神 | 小野道風朝臣(おののどうふうあそん) |
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創建 | 920年(延喜20年) |
住所 | 京都市北区杉阪道風町1 |
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