1227年(安貞元)、藤原秀衡の孫である義空上人によって開創され、本尊釈迦如来坐像を安置したことに始まる。正式には大報恩寺というが、創建当初から千本釈迦堂の名で親しまれてきた。本堂(国宝)は、応仁の乱で諸堂が焼失したなかでも残った洛中最古の木造建造物。建造時に夫である棟梁のミスを助けたあと、秘密を守るため自刃した「おかめ伝説」が残り、境内にはおかめ塚やおかめ像がある。霊宝館には快慶作の十大弟子立像(重要文化財)、定慶作の六観音像 (重要文化財)、千手観音像(重要文化財)などを安置。12月7・8日の大根焚きは京都の冬の風物詩だ。
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